長年担当している方から、
昨日、初めて今までの仕事の経験を聞きました。
いつも休みの日の夕方に来られる女性。
カバンにはいつも
大き目iPadと、沢山の書類。
その理由がやっと分かりました。
始まりは、
何で今の仕事を始めたのですか?
でした。
何の仕事をしているか。
という質問はいつもしません。
ですが、その方の勤める病院の医院長先生や、
そこでの何かの責任者的な事をしている。
と聞いていたので、
てっきり看護師だとばかり思っていました。
ですが、違ってて、
介護関係の仕事で、
看取りから、ケア、いろんな手配、
スタッフへの指導、家族へ次の段階への手配。
とても大変な役割なんだろうなぁ。
と思う立場にいました。
ですが、始めたきっかけは
手伝って〜!
からで、
その度に勉強しないといけない事ばかりで、
次もまた、次も。
で、どんどんスキルを上げていき、
そのままここで働く事に。
でも、そこに長年いるスタッフからは
何であなたがここに??
という視線から、いわゆるいじめ。
を受けることになりました。
きっとここでは言葉に出来ない事を
沢山されてきたんだと思います。
きっと、こういう場所では、
経験よりもまずは
資格が必要なんだ。
と感じて、人には言わずに
どんどん資格を取り続け、
その場所ではおそらく
一番資格を持っているスタッフになりました。
だから、いつも大きいカバンにiPad、
書類はきっと教科書のような資料。
コツコツとスキルを積み上げ、
介護とは、こうあるべき姿。
をどんどん勉強し、家族への配慮の仕方、
認知症の方の本人の存在の尊重。
ここでは今までの常識でやってきたのに、
何で変えるの?という反発の方が高く、
それでも、
その常識が本当に正しいの??
という強い信念と、
貫くための資格で
10年以上の時間をかけて作り上げてきました。
聞いてて、目頭が熱くなりました。
きっと、ここまでやってこれたのは、
初めのいじめと、
あんたに何が出来るの?
と反発され続けた毎日の戦い。
に対しての
このやろ〜根性。
こうやって休みの日に何をしてるかなんて
誰にも言わないし、
患者と、家族がどれだけ納得できるか。
を追求してそれに合う
新しいやり方。あり方。
をどう実現させることができるか。
資料も全て自分で可愛く作り直し、
すぐに取り出して説明して出来るように
色んな工夫をしていました。
もしかしたら人に話したのは
初めてなのかも知れません。
きっと医院長先生も
そんなバックステージがあったとは
思ってないと思います。
悔しくても、やり方を変えるには
陰での努力と自信が必要です
だから勉強してたんです。
この原動力は、
アスリート選手に似てます。
元カープの黒田博樹や、新井貴浩のように。
どん底から這い上がれたのは、
自分がなりたいから。よりも
バカにされたり、存在を拒否された後の
悔しさからくるものです。
卑怯な手を使うより
見返すには、
本物の力をつける事。
褒めて伸ばされるよりも、
一晩泣きあかすぐらいの悔しさから
這い上がれた人に訪れる
強さの方が凄いです。
10年近く担当していて
そんな事を聞いたのは初めてでした。
色んな、介護のあり方の例を聞きましたが、
確かにそれをされた方は嬉しいし、
人間として扱われてる感じがする。
認知症、発達障害、身体障害者と言われる方々。
でも、1人の人間です。
一般の方と同じようで、でも違う流れ。
知らず知らずのうちに、
どうせ分からないでしょ??
という仕組みは多いです。
昨日は勉強させて頂きました。
そして
昔の社会人陸上時代を思い出しました。
くそ〜〜ー!!!
という原動力を
間違った形で発揮しないように、
正々堂々と立ち向かい、
努力するのみ!
本当に良い話、
ありがとうございました!!
それではまた。
おわり🌟