私を知っている方は、きっと
宮崎さんはずっとネイルしているな。
と気付いている方もいたと思います。
そもそも私がネイルをする理由は、
- 手が華やかになる。( ツヤが加わるので。)
- こころが踊る。
- 爪がカラーで染まっても分かりにくい。
- オシャレを楽しみたい。
- 手荒れが目立ちにくい
やっぱり美容師になりたいくらいですから、
綺麗になりたい願望も
他業種に比べて強いと思います。
もう一つは、
もしも自分がお客さんの立場だったら、
そういうところに気をつかってる人がいいな。
と思うので、面倒だなと思う時でも
必ず塗り替えています。
でも、アシスタント時代に
ネイルをしていた理由は今とは違います。
毎日シャンプーもするし、
ジェルネイルというのは昔は無かったので、
ネイルを3日に1度は塗り替えて、
爪先の補修は毎日していました。
毎日、最終電車で帰り、
それから晩ご飯を作って、お風呂に入り、
それからネイル。
どんなに辛くても、必ずネイルをしていました。
(乾かす時間もかかりますからね〜。)
昔、ネイルをしていない先輩に
こう言われた事があります。
「 そんなに毎日綺麗にネイルする時間があるなら
もっと技術の練習したら？」
これには反論せず、
「 分かりました〜！」
と言いながらも毎日塗っていました。笑笑
そこで説明しても
きっと話が長くなるだけだと思って
何も弁解はしませんでしたが、
何故そこまでしてネイルをしていたのか。
その理由は、
手荒れが酷かったからです。
美容師を始めた頃は、
皆さん手荒れで悩んだ人も多いと思いますが、
私もその1人で、
両手の爪の真ん中まで剥がれていたし、
どこかの指の皮膚は深く切れている状態。
寝ていると身体が温まってくるので、
毎晩、指が痒くて痒くて、
気持ちよく掻きむしって寝て、また起きて掻く。
という日々の繰り返し。
もう寝不足です。
ある日の晩、
気が狂う様な痒さに嫌気がさして
指をタオルで包んで、
そのままギュッギュッと回し、
10本の指が血で真っ赤になった日がありました。
(これは美容師あるあるの話です。)
もう手荒れが酷くなってもいいやーーっ！
と、その時はスッキリするんですが
結局、その倍になってまた痒くなるんです。
(そのあとは氷水漬けです。)
その私の手を見た職場の上司の方が、
「当分宮崎さんにシャンプーを入らせないように。」
という事で、数日間シャンプーに入らず、
綿の手袋の上からゴムの手袋をして
仕事をさせてもらう事になりました。
でも、シャンプーをしないとなると、
アシスタントは結構辛いもんです。
上下関係もしっかりあるので
その光景の大体は想像にお任せします。
そこで、どうやったら早く良くなるか。
色々考えました。
まず手を濡らさない。
という事だけでも、随分早く治ります。
洗剤、シャンプー、パーマ液など
手に直接付けないので、
それも早期回復に繋がりました。
4日目で、
「 そうだ！！手袋をつけたくなる様な
目立つネイルをしよう！！」
と思いついたんです。
その頃は手袋をはめてシャンプーするのは
御法度な時代だったのに、
お店で初めて手袋着用のシャンプーマンになりました。
それでもどうしても営業中に時間が無くて、
ついつい素手でパーマ液を触ったり、
掃除したり、シャンプーする事も多々あり。
結局はみんなに迷惑をかけてしまうので、
どんなに忙しくても、
ちゃんと手袋をはめる様にする為に
どうしたら面倒でもするか。
そこで、ネイルをすれば、
「 あんなに苦労してネイルしたのに
シャンプーしたら取れてしまう〜〜！」
と、自分に思わせる事にしたんです。
分かりやすい様に真っ赤なネイルを買いました。
2度塗りしてトップコートを塗り、
1時間は爪に物が当たらない様に気を付けます。
でも3人シャンプーすれば少しはがれます。
そこまで苦労して塗れば、
嫌でも手袋をはめる動機になります。
お陰様で、それは効果抜群で、
爪の先のネイルが剥がれにくい
生活習慣になりました。
よって、手荒れもすっかり良くなりました。
ずっと必ずネイルをしていたので、
お客さんにもよく、
「 忙しいのに、よくちゃんとネイルしてるね」
と褒められる。というご褒美付きです。
今は、美容師だからネイルしている。
という時代ではなく、
むしろ、している人の方が少ないです。
なので私はネイルをしていた方が
お客さんから見ても区別しやすい。
という思惑もあってしています。
今は随分とシャンプー剤も良くなり、
手荒れする人も減ってきましたが、
弱い人はとことん荒れるので、
この方法はオススメです。
なかなか取れにくいジェルネイルは
また甘んじて素手で触るかもしれないので、
染まりやすい白っぽい色がいいかも。
手荒れが酷くて美容師を辞める。
という方もいるので、
一つの参考になればと思います。
それでは今日はここら辺で。また明日〜。
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