
おはようございます。
Azur hairの宮崎孝子です。
美容師として長く働いていると
「これはやっちゃいけなかったな」
と思う出来事がいくつもあります。
子どもカットの難しさ

その中でも忘れられないのが
「お子様カット」
多くのお母さんは
「当分切らなくてもいいように
短めでお願いします」
とオーダーされます。
若い頃の私は
その言葉通りに切っていました。
でもある時、本気で嫌がっている子を
無理にお母さんの希望に合わせて
短くしたことがあったんです。
その子にとって美容院は
「嫌な場所」になってしまって
数年間も来なくなってしまいました。( 涙 )
これはもう完全にその子にとって
トラウマになる出来事です。
無理に切らない選択

それ以来、「嫌がっている時は切らない」
ことにしています。
子どもって小さくても意志がありますからね。
無理に切らなくても、
自分で「切りたい」と思う日が
必ず来ます。だいたいね。
特に小学生くらいになると
「周りからどう見られるか」を
すごく気にするので、
バッサリ切られて
からかわれるのは特に嫌なんです。
ボイコットとセルフカット

そんな中、
先日面白い出来事がありました。
ある小学生のお客さん。
いつもはお父さんと同じく
短めカットだったのですが、
ある日突然「切りたくない!」
とボイコット。
3ヶ月経って髪が伸びたころ、
なんと自分で前髪を切ってしまったんです。
しかも弟の頭のてっぺんもチョキチョキ。
想像するだけで笑えるけど、
本人たちは真剣そのもの。
まだ来店していないので、
おそらくそのまま過ごしているのでしょう。
クラスの中のカットの流行

お父さん曰く、どうやらクラスで
「マッシュルームカット」が
流行っているらしいんです。
なるほど、それなら
短く切っちゃうとその髪型にできない。
1人だけ短いと目立つもんね。
だから必死にボイコットして、
伸びてきた頃に「丸く」
自分でカットしたんでしょう。
周りから見たら
「おもしろい髪型」かもしれませんが、
本人は大まじめなんです。
子どもでも「こうしたい!」
という髪型への想いはしっかりあります。
本人の意思を尊重してあげると、
髪型はもちろん、
見てても伸び伸びしてる気がします。
まとめ

子どもカットは、
親の希望と本人の気持ちのバランスを
とることが本当に大切だと実感します。
そしてマッシュルームカットを
目指す兄弟を目指して切ってしまった
姿を想像すると。。。
笑えるけど将来きっと
「自分らしい髪型を見つけられる子」
になるんじゃないのかな〜。( 笑 )
ファイトだー!
ではではまた明日。
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