店内に入った瞬間、
差し込む光と空間に心が躍る。
理想的なスタイリストが
カウセリングしている。
とてもスタイリッシュ。
音質のいいミュージックにドライヤーの音。
店内は活気に溢れて笑い声も聞こえてくる。
スタッフの人達は
一斉に鏡越しにお客さんと向かい合って、
プロフェッショナルに仕事をしている。
本を読む人もいれば、
スタッフと話している人もいて自由な感じ。
出来上がって歩くお客さんも、スタッフも
みんな綺麗でかわいく見えてくる。
上手いしとても賑やかだ。
ここに来るとホッとする感じもする。
この空間は生きている。
社会人になっても
陸上競技生活をしてきましたが、
「 勝つ 」
しかない世界にずっといると、
負ける事を考えにくくなります。
そういう思考回路になるんです。
トレーニングも必要だけど、
個人競技なので、
頼る人は自分しか居ません。
その環境の中で
常に勝つイメージトレーニングする事が
一番の収穫だったと思います。
冒頭の風景は、
私が美容師になる前に
ずっと描いていた光景です。
実際に働き出すと始めは
シャンプーばかりの日々でしたが、
頭の中は、
オシャレして、お客さんを迎えて、
「 これからこんな風になりたい。
とかの何かイメージありますか? 」
とカウセリングしている喋り方と立ち姿。
パンパンに入った予約表を見て
「 これ以上予約を入れると、
いいものが創れないと思うので、
もう今日は入れない様にお願いします。」
と、受付の方にお願いしている姿。
いい大人なのに、
か〜な〜り細かいところまで想像して、
イタイ人だったと思います。笑
ですが、
自分が想像した通りの姿やセリフ、風景を
そのまま通ったと思います。
ソチオリンピックで
団体銅メダルをとった
スキージャンプのレジェンド葛西さんが、
インタビューの時に、
「 会場に向かうところから、
メンバーみんな頑張ってメダルをとって
抱き合って実際に涙を流すまで
朝、イメージトレーニングしてきました。」
と言ったのは有名な話。
思考は現実化する。
というのは、
スピリチュアルなものではなくて、
スポーツ界では、
当たり前のトレーニングです。
陸上で分かりゆすく言うと、
その場の匂い、周りの風景、自分の呼吸。
タイム別の体の変化
( キツいところで軽く走れている状態 )
追い抜かす、抜かされそうな時の負けない姿。
勝利した時の細かい風景。
親に電話で報告している姿。
メンバーとワイワイ盛り上がっての食事。
満足して眠る姿。
これをもっと細かく
イメージしていました。
もちろん勝ち進んている姿なので、
気分は最高になります。
( 調子の悪い時はなぜか
負ける姿が多く浮かぶんですよね。。)
ゆったりとくつろぎながら過ごすお客さんと
しみじみと幸せを感じながら
カットしている。という光景。
私、
きっとそうやってカットしています。
( 光具合、音の響き、ハサミの音も
細かーくイメトレしていま〜す。)
それではよい休日を!!
また明日にここで。
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