何と何と、今日から4月になりました!
唐突ですが、
今までで、土下座をした事ってありますか?
私はあるんですよ。
一度だけ。
しかもその相手は父親です。
(その当時の父親)
では何で
私は父親相手に土下座をしたのか。
ここでは、
恋愛が理由。とでも言いたいところですが、
美容業界に転職する時です。
私の父は、
祖父が営んでいた理容室の家の跡継ぎでしたが、
私達を連れて家を飛び出し、全く違う職業につきました。
父はその後も、
一切その時の話はしませんでしたが、
やっぱり、美容室で働くと言っても、
同じ美容業界なので、
しっかりとした説明をしなければ
反対されるのは目に見えてます。
その時すでに28歳。
「早く結婚して、幸せな家庭を築け。」
と言われてるのに、
この歳で一からスタートで、
しかも理容師と近い美容師。
なんて言おう。。
と思いつつ、夜に話があるから。
という事で、父にアポイントを取り、
晩ご飯を食べた後に言いました。
「さあ、孝子。話とは何だ。」
私はとっさに土下座して言いました。
(お相撲さんの横綱昇進の様な感じで
本当に言いましたから。笑)
「お父さん。
私は、これからは人の為になる仕事がしたいと思ってます。
この歳になってからじゃ遅いだろ!
と言うかも知れないけど、
私は、美容師になりたいです。
この仕事は、人の役に立つ仕事だと思う。
誰かの為に一生懸命がむしゃらに出来るのは、
美容師しか思い付きません。
途中で投げ出したりは絶対にしないので、
この仕事をする事を認めて下さい!」
そう言って頭を下げたままでいました。
しばらくして頭を上げて父を見ると、
真っ赤な顔をして腕を組んで
上を見上げていました。
そして、
「たかこっ!!
女に二言は無い。
最後まで貫き通せーーっ!」
(アニマル浜口さんは本当に例えやすい)
と、
大声で叫んで許してくれました。
それから月日が経ち、
自分がお店を開くとところまできました。
昨日、志村けんの訃報を聞き、
小さい頃、家族みんなでテレビを観て
大笑いしていた事を思い出し、
また、決意新たにしたところです。
くさい言い方ですが、
美容師という職業は、
誰かの役に立てる。
と思って勉強し続けられる仕事です。
奥が深過ぎて、まだまだ追求中ですが、
これからもずっと寄り添える美容師として
続けられるように、頑張るぞ〜!
それではまた。
おわり🌟