ねえ、
ちゃんと生命保険の受け取り金額上げておいてね。
と、昨年の年明けに夫に言われた。
はじめは聞き間違いかと思った。
続けて、
ねえ、聞いてるの?
ちゃんと僕が受け取るたかちゃんの
死亡受け取り金額を上げておいてよ!
間違いない。
聞き間違いではなかった!!
なんでや〜〜〜!
私は女で、しかも夫の10歳年下なのに
なんで私の死亡保証金額を上げないといけないのか。
それから、一年以上経った先日、
もうそろそろちゃんと調べて、
たかちゃんの保険の死亡受け取り金額を
上げといてよ〜〜〜〜!
と、また言ってきた。
本気だった。
夫はビール缶を毎日6本以上は飲む酒豪だ。
だから夫の方が先に旅立つと思っていた。
なぜ、私の死亡保証金額を上げないといけないのだろうか?
その分、毎月の保険金の支払金額が上がるじゃないか。
恐る恐る聞いてみた。
どう考えても、私の方が長生きすると思うんだけど、
なんでそんな事言うの?
そうしたら、こう答えた。
だって、
たかちゃんは社長になるんだから、
何かあったら困るでしょ!!
なるほど。そういうことか。
いや、昨年の年明けは
まだ独立するなど考えてもなかったのに
もうそこまで考えていたとは思えない。
けど、
これからはちゃんとしておかないと
いけないのも分かる。
分かるけどぉ〜〜〜。。。
そこまで言うのなら
今度、調べて死亡保険入っとこうかな。
未来の自分の理想は夏木マリ。
そして白髪になって
楽しい老後を迎えているのだろうか?
でも、
心配性の夫の企みは、
世の女性の考えに近いと思う。
どう思いますか?
ではまた。
おわり🌟