お早うございます。
Azur hairの宮崎孝子です。
美容室という場所は、
単に髪を整えるだけでなく、
気持ちも晴れ晴れとして
帰ってもらいたいという思いが
みんな強いと思うので、
ついつい良かれと思って
サービスしがちな職業です。
「 今日はお疲れの様だから
ちょっとだけ長めにマッサージを
してほぐしておこう 」
と、気持ちを込めた
「 ひと手間 」を添えることがあります。
ですがその「 気配り 」が、
いつの間にか当然のサービスと
受け取られてしまうこともあります。
まだ私が若い時の話なんですが、
あるお客様に
こう言われてハッとした話です。
「 前回のが良かったので
同じメニューでお願いします。」
前の時、善意でプラスしたケアを、
「 セットメニューの一部 」
として認識されていたので、
もちろん喜んでいただけたのは
かなり嬉しい話なんですが、
「これは今回だけのサービスです」
という説明が足りなかったので
逆に嫌な思いをさせたと反省しました。
これもかなり昔の話ですが、
ご紹介で来られたお客様から、
「 ○○さんに聞いてきたんです。
ここでは毎回トリートメントを
プラスしてくれるんですね。」
私もその時知って驚いたんですが、
紹介してくれたお客さんに
同じスタッフが善意で3回ほど
クレンジングトリートメントをしてて
前もしてるから今回もしないと
いけなくなって。というので黙って
していたらしくて、
その特別対応が、
いつの間にか「 誰にでもしていること 」
として伝わってしまったんですね。
意図しない形でサービスが広まり、
期待値が高まると、
やらなかった時に「 落胆 」に
変わってしまうので
勝手な行動はしないように
その時はキツく注意しました。
なんで今回は特別にするのか。
という説明をする事は
いやらしい話の様でとても大事なことです。
「 今日は特別なんだ 」と
きちんと理解してもらう事で
あの人がシャンプーに入ったら
いいトリートメントしてくれたり、
何かしてくれてる。
という変な話が
広がる事も無くなります。
私たちは美容師は
髪だけじゃなくて
気持ちも整える仕事をしています。
だからこそ、ついつい
マッサージを長めにしたり
こっそり追加する場面のありがちな職業です。
けれど、勘違いさせて
嫌な感じになるのは
やさしさの出しすぎ。にも
気をつけることが実は
大事な技術なのかもしれません。
質のいい同じサービスを
みんな平等にできる事を心がける事で
より信頼が増しやすいと思っています。
やさしさが変な歪みにならない様に
美容師さんみんな
気を付けましょうって話でした。
他の職業でもあるある話よ〜。
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