この話を
書いていいものかどうか。
でも、わたし的に
今だにウケてるネーミングで
書くことにしました。
私の母はつぶあんが大好物で
いつも大鍋にいっぱい
作り置きをする人でした。
そんな母が施設に入ってからの
請求書を見たら、
どら焼きを食べた個数があって、
だよね〜。
と、糖尿病だけど
月に2〜3個は食べたいよね。。
きっと大きいものであろう金額の
どら焼きを食べている金額を見て
仕方ないよね〜。と納得。
ところが、
亡くなる2ヶ月前に肺炎になり
母は酸素マスクをして点滴の生活に。
それでも
口から食べ物が入れられないのに
どら焼きを食べたであろう個数が
請求書の中に明記されていました。
妹が、
「 流石にあの状態で
どら焼き食べれるんだろうか。」
と、兄妹のグループLINEで
呟いていたんですが、
1ヶ月過ぎての請求書に
今度は大粒であろう梅干しが
どら焼きと一緒に請求されてきました。
しかし、
日中はもちろん夜間でも
1時間おきに痰を取ってくれて、
危ない時は10分おきに
診てくれるとても熱心な施設です。
とても聞けない。。
そして、母が他界する数日前に届いた
請求書の中にやっぱり
梅干しとどら焼きが堂々と書いてある。
グループLINEで私は
「 賢一が聞いてや〜。これ聞けんよ〜。」
そう書くと沖縄にいる弟は、
「 いや、沖縄にいる息子が、
このどら焼きと梅干しは何ですか?
って聞く方がおおごとじゃん。」
と、施設にお見舞いに行った時に、
「 そう言えば。」って振り向きざまに
軽く聞く方がいやらしくないという。
それもそうだな。
と思っていた矢先に母は他界。
女三人姉妹は
母を横にしてもやっぱり
その事を議論していました。
葬儀の場所決めももちろんするけど、
3人の頭の中には
聞きたいけど聞けない。が渦巻く。。。
ついには火葬場でも
その話で議論して、
施設の中で毎月みんなで
おやつを出し合ってて、お母さんが
どら焼き担当だったんじゃないのか。
梅干しが追加されたのは、
唾液を促すために見えやすいように
大粒サイズの梅干しをチラつかせたとか。。
謎は深まり、
母の思い出話と謎の請求が
ごっちゃになってきて、
「 この請求の真相を問い詰めた事で、
数年経ってからさ~、
そういう事があったよね。って話が出たら 」
と、数年後の施設内での
雑談で私たちの名前を思い出す時に、
「 あの〜、あっ、あの家族、
えっとぉ〜、、名前なんだったっけ?
あっ。あの、
梅干し家族よ!」
って言われるくらい揉めたくないやん。
とかまで言い出して、
とにかくネタになりだしました。
でも聞き出すチャンスは今日しかない。
という事で、
一切いただき物はしません。
というルールだけど、
火葬した後にその足で
4人兄妹揃ってりんごタルトを持って
謎の真相を確かめに
施設の玄関前に立ちました。
せ〜のぉ〜っ。
「 ピンポーン 」
と押して出てきた方が、
ずっと朝方まで
母を見守ってくれていた方で、
これはもう4人とも誰も
どら焼きと梅干しの請求の事を
聞くことは出来ませんでした。
最後のいいチャンスだったけど、
さすがにあの空気では
無理無理。。。。
あの梅干し家族。
この話でどれだけ
涙流しながら笑ったことか。( 笑 )
きっと間違いなんじゃないかな?
と単純に思うけど、
聞けそうで
聞けないことってあるんだ。
探偵ナイトスクープに頼もうか。
とまで言い出したくらい
それくらい聞けなかった状況でした。
それではまた〜。
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