昨年、3月に糖尿病の薬を
1日3回分を3日分まとめて飲み、
低血糖で緊急入院した母親。
だいぶ
アルツハイマーが進行していました。
それから沢山の施設を見学して
今、入居している施設にたどり着きました。
以前の病院で、何種類ものの薬を飲まされ、
まるでただ生きているだけかのような
ぼー。。。とした様子に変貌した母親は、
今、入居している施設で、
薬の見直しをし、
糖尿病の薬以外全て
止める事になりました。
それから
喋られるようになり、
体重もすっかり元に戻り、
歩けるようにもなっていました。
ところが、最近
物取られ病。
という、
認知症によくある妄想を
またするようになってきました。
施設の責任者が勝手に部屋に入り、
物を取っている。と言うのです。
次女は以前、変貌した母親の姿に
本人も精神的に参りましたが、
今回もまた同じように暴言をはく母親に
トラウマとなって
近付けなくなっていました。
そんな妹に施設の責任者からの言葉。
「宮崎さんの精神が
ピークに達している事で、
今お母さんの心が
とてもシンドイ状態だと思います。
少しでも気持ちを落ち着かせて、
穏やかな日を過ごせられるように、
薬を少し処方していく方が
宮崎さんにとって良いかも知れません。
専門の先生にしっかり話合いをして
処方を考えるので、
最初みたいな元気のない
宮崎さんになるのでは無く、
気持ちを穏やかに
過ごせられるように
してあげるのが目標です。
今のままでは宮崎さんが可哀想です。」
と言われました。
なんだか、
お母さんの目線で考える事が目から鱗な話。
素晴らしいと共に、妹は
自分の事ばかり考えていた。
と思って、申し訳なく思った。
と伝えてきました。
ケアマネさんからは、
娘さんは
お母さんの間違いを正そうと
言い合ってしまうのでしょうが、
ここはお母さんのお気持ちを
宥めるためにも、
お母さんの話を
全て受け入れてあげてください。
「施設の人にそんな事言われたの?
私から一言言っておくからね」
など、言ってあげてください。
私達(施設側)が、
そんな事をしていない
と信じてくださっているので、
大丈夫ですから。
との言葉。
すごいなぁ〜。。と感心。
本当に母親の目線に立った言葉でした。
施設は意外と探せば沢山あります。
でも、どれだけ考えてくれているか。
というのは、日頃のやり取りで
すぐに分かります。
認知症が進んだ方々に対して
心の通った対応をしている事が
手に取るように感じます。
暴言を吐く母親は、
いつかここを追い出されるのでないか。。
と心配していたきょうだい4人、
それが、この施設のせいにして、
お母さんの意見を聞いてあげて下さい。
と言われるなんて。。、
本当にありがたい。
薬を処方される事も、
お母さんの苦しさを取るため。
いろんな事が、逆で、
自分達が、押し付けていたんだなと
わかりました。
目から鱗のはなしです。
ここを選んで良かったと実感した日でした。
まずは、お母さんが楽しく、
楽になれるように。
もしかしたら、自分達が
お母さんの為だと思っていた
事が正しいのかどうか。
今回のことで振り返ることを
忘れないようにしようと思います。
ではまた。
おわり☀️