宮崎孝子・岡光昭の 「 Azur hair 」ブログ

美容室を開業してからの日々の出来事を書いてます

お母さんとお子さんの意見が違う場合、本人に相談します。という話。

 

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昨日公園で遊んでいたら

 

姪っ子が近くに成っていた実を採って、

 

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屋根の下に出来た、雨のしずく跡に

 

一つ一つ入れていました。

 

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パンツが見えようが、

 

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お兄ちゃんに引き上げられようが、

 

彼女の強い意思で

何をされても実を置く。ということに

純粋で面白いなぁ。

と、思いながら見ていました。

 

 

さてさて。

美容院では、

小さいお子さんが「今日は少ししか切らない」

とか、

「絶対に切らない!!!!」

という事はよくあるんです。

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昔はお母さんの意見を聞いて切っていましたが

 

無理矢理切るとお子さんが大きくなった時に

少なからずとも、

美容院は何か嫌なもの。

として記憶に残っている気がして、

 

今では本人が相当ダメな時は、

 

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ここまで嫌がっているのなら

今日は切らない方がいい。

とお母さんに伝え、本人の意思を尊重します。

 

 

それでもお母さんが納得しない時は、

今まで無理矢理切ったお子さんは

その後ずっと切らない様になるので、

そうならない様に今回は諦めた方がいい。

という事を伝えています。

 

 

でも、本人と話が出来そうな時は、

お母さんに離れてもらい、

 

横に座って友達のように話します。

 

 

以前4〜5歳くらいのお子さんとのやり取りで

 

 

「ねぇ、ねぇ、〇〇ちゃん、

お母さんは10㎝切って欲しいみたいだけど、

〇〇ちゃんは1㎝しか切りたくないじゃん。

 

でもさ、お母さん怒った時はさ、

すっごく怖いじゃん。」

 

と2人の共通の話の様に話すと

「確かに〜!」

と、まるで大人の様に腕を組みました。

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「じゃろ?

だから、10㎝というお母さんと

1㎝という〇〇ちゃんの意見に挟まれて

正直、わたし困ってるんよねぇ。。。

どうしたらいいと思う??」

 

という様にように

私は2人の意見を聞きたい姿勢を見せます。

 

その後、

しばらく考えて決意した様子で

「じゃあ、3㎝切ってもいいよ!」

と、小声で言う提案。

 

 

「まじまじ??

本当に????助かる〜!ありがと〜!」

 

 

と言い、6〜8㎝切ります。

 

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本人は自分が決断して切っているので、

短くなっても

助かる〜!と言いながら切る私を時々見ながら

晴れた顔をして絵本を見ていました。

 

 

お母さんには、

話し合って1㎝を3㎝まで許してくれたこと

でも本当は8㎝切っている。

もっと切りたかったかも知れないけど、

ここは、切ってくれた事を褒めて欲しい。

 

という事を伝えました。

 

もちろん、切った後はお母さんも

 

「可愛くなったじゃん!

切ってもいいよって言ったらしいね〜!

凄いね〜〜!」

 

と、褒めてくれたので、

 

もう、スキップして大喜びします!

その後、私にも抱きついてきました。

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小さくても、誰かの為になって

しかもお母さんに褒められたら

とても嬉しいですし、

 

今後も切る事を決して

嫌にはならないと思うんです。

 

 

小さくても、

しっかりと自分の意見を持っていて、

聞くと本人なりの理由があったりします。

 

 

なので、予約を取って色んな準備をして

ここまで来て頂いたとは思いますが、

 

 

どうしても無理な時はやめるか、

 

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本人と話し合って、場合によっては

予定より長めに切らせて頂きます。

 

 

その時は宜しくお願い致します。

 

 

それではまた。

 

 

 

おわり🌟